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鏡子の「鏡通信」④「金属で鏡をつくろう」「缶バッジ」

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皆さん、梅雨が明けましたね。 夏本番ですよ~。 フラワーセンターのサマーイルミネーションのお手伝いも無事(?)に終わり、ほっと一息、、、って言いたいところだけれど、いよいよ夏のイベントが始まるので、そうは言ってられません。 トップバッターは、7月29日(土)にある「金属で鏡をつくろう」!! (受付は満員御礼のために終了。8月26日(土)にも実施しますので、8月1日(火)以降にお申し込みくださいませ。 詳細はこちら ) フラワーセンター内にあるログハウスでの開催なので、何だか夏のイベント感たっぷりではありませんか! だって、ログハウス=別荘地=楽しい夏休み、って公式(?)もあるし・・・(笑) <ログハウス> ウキウキわくわくテンションMAXで、暑さも倍増!?するかもー(≧▽≦) さらに、翌日の30日(日)には、古代鏡オリジナル缶バッジを制作するワークショップがあります。 クイズに答えて缶バッジをもらっちゃいましょう( 詳細はこちら )。 8月27日(日)まで、毎週日曜日の1:00~3:00に実施。期間限定のレアものです。 傘を忘れても水分補給を忘れずに。くれぐれも熱中症には気をつけて、涼しい博物館で、楽しい時間をお過ごしくださいませ。

セミがとまる鏡

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最近、セミが鳴き始めました。 まだまだへたくそですが、夏休みが始まるまでには、やかましくなることでしょう。 松尾芭蕉の『おくの細道』には「閑(しずか)さや 岩にしみ入(い)る 蝉(せみ)の声」という俳句が詠まれています。芭蕉が山形県の立石寺(りっしゃくじ)で詠んだこの句の「閑かさ」とは、現実の世界とは別次元の心の閑けさ、宇宙の閑かさ、なのだそうです( NHKテキスト )。 やかましいセミに向かって大声で怒鳴りたくなる私にも、そんな心のゆとりがほしいものです(心の現実逃避はよくします)。 セミの発声練習を聞きながら鏡を見ていますと、いましたいました。セミが。 海獣葡萄鏡という唐代の鏡で、チョウ、ハチ、ガ、トンボなどの昆虫が表されることが多いのですが、セミがいるのは珍しいです。 昆虫は、毛虫・芋虫-さなぎ-成虫へと変化していくので、唐代の中国人にとっては再生、不死の象徴だったようです。 特に空を飛ぶ昆虫は天にも通じるものと考えられていました。 セミも、毎年地中から湧き出すようにして現れ、幼虫が羽化、成虫へと変化し、空へ飛んでいくので、他の昆虫と同じように再生、不死、そして天に通じるものと考えたのでしょう。 これから暑い夏を迎えますが、現代のセミの声を聞きながら、約1,300年前のセミをご覧になるのも一興ではないでしょうか。 きっとそこには「心の閑かさ」が訪れることでしょう。   海獣葡萄鏡のセミ(図録226)